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イチローの右足 

 11月22日、立教大学連続公開シンポジウム「未来の声を聞こう」で、今最も忙しい人茂木健一郎さんの講演を聴いてきた。

 開口一番話があったのは、「未来は分からない」という当たり前のことであったが、その中で、朝家を出るときに右足から踏み出すか、左足から踏み出すかでその人の今日一日の行動(あるいは運命)が変わるということだった。まるで昔読んだ広瀬正や星新一のSFみたいな話だ。

 時間を遡ってやり直すことなど誰にもできないので、この現象の証明はそれこそ「絶対に」できないのだが、この理論には妙に説得力がある。この理論の「信奉者」であるイチローは常にベンチからグランドに踏み出す足は右足と決めているということだ。これは茂木さんがイチローから直に聞いた話で、超一流の人間には人事(トレーニング)を尽くした後のまさに頂門の一針なのだろう。凡人には「験を担ぐ」だけにしか見えないが。

 また、人が判断する時間はわずか2秒だという茂木さんの話もあった。コンビニからどの銘柄のビールを選ぶかは2秒で決断するし、人生の岐路にあたっても最終決断は実際には2秒ですませているという話だ。すると「もしもあの時・・・」の悔いはたった2秒で決断したことによるのか。

 「もしもあの時」とは、他者から与えられた運命が「もしこうだったら・・」と考えがちなのだが、もしも(自分が)右足から踏み出していたら、他人の、ひいては世界の運命を「少しだけ」自分でも変えることができるのかも知れない。だとしたら、ちっぽけな自分も世界の運命を「左右」しているのだろうか。それとも世界は既に予定された出来事を単に消化しているだけという運命論に従うべきなのだろうか。
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[2008/11/24 14:06] 未分類 | TB(0) | CM(0)

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