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ミステリー? 

「ミステリー? 備品の高級バイオリン入れ替わる 京都堀川音楽高校」

「京都市立京都堀川音楽高校(中京区)の備品のバイオリンが、購入記録と異なる別のバイオリン(時価約200万円)と入れ替わっていることが22日、わかった。」(産経ニュース 2010.5.22 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100522/trd1005221913006-n1.htm)

この事件は1962年に発表し、第8回江戸川乱歩賞を受賞した戸川昌子の『大いなる幻影』のプロットの一部を思い起こさせる。

小説は作者自身が住んでいた地下鉄茗荷谷駅前の同潤会大塚女子アパートが舞台。登場人物のひとり、元バイオリニストが、師と仰ぐドイツ人のリサイタル中慌ただしさに紛れて名器である師のバイオリンをすり替え、以後アパートの一室で隠匿し続けるというもので、そのバイオリンは別の入居人に盗まれ、犯人が逃げ遅れて隠れた焼却炉の中に残したまま焼けてしまう。

戸川昌子は当時シャンソン歌手として活動を続けており、その後も『猟人日記』で直木賞候補となる。映画にも出演しているし、60年代にはテレビにもよく出ていた。筆者が覚えているのは大橋巨泉や藤本義一などが司会する夜のテレビ番組に出演し、時々歌も歌っていたことだ。まだ白黒テレビがあちこちに残っていた頃だから、今思い出してもみんな白黒。

なんの脈絡もなく、不思議な事件から推理小説と当時のことをふと思い出した次第。それにしても、味わい深い建物が失われてしまったのは返す返すも口惜しい。(2003年解体)
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[2010/05/22 21:30] 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-)
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