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ミステリー? 

「ミステリー? 備品の高級バイオリン入れ替わる 京都堀川音楽高校」

「京都市立京都堀川音楽高校(中京区)の備品のバイオリンが、購入記録と異なる別のバイオリン(時価約200万円)と入れ替わっていることが22日、わかった。」(産経ニュース 2010.5.22 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100522/trd1005221913006-n1.htm)

この事件は1962年に発表し、第8回江戸川乱歩賞を受賞した戸川昌子の『大いなる幻影』のプロットの一部を思い起こさせる。

小説は作者自身が住んでいた地下鉄茗荷谷駅前の同潤会大塚女子アパートが舞台。登場人物のひとり、元バイオリニストが、師と仰ぐドイツ人のリサイタル中慌ただしさに紛れて名器である師のバイオリンをすり替え、以後アパートの一室で隠匿し続けるというもので、そのバイオリンは別の入居人に盗まれ、犯人が逃げ遅れて隠れた焼却炉の中に残したまま焼けてしまう。

戸川昌子は当時シャンソン歌手として活動を続けており、その後も『猟人日記』で直木賞候補となる。映画にも出演しているし、60年代にはテレビにもよく出ていた。筆者が覚えているのは大橋巨泉や藤本義一などが司会する夜のテレビ番組に出演し、時々歌も歌っていたことだ。まだ白黒テレビがあちこちに残っていた頃だから、今思い出してもみんな白黒。

なんの脈絡もなく、不思議な事件から推理小説と当時のことをふと思い出した次第。それにしても、味わい深い建物が失われてしまったのは返す返すも口惜しい。(2003年解体)
[2010/05/22 21:30] 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-)

Eharanote開発者のつぶやき(2) 

ボクの場合ソフトの開発はほとんど趣味の世界である。

仕事で作るソフトは依頼者がいて、目的に向かってまっしぐら。大抵の場合は社員のパソコンをレジスター代わりに社内の「標準化」を図るのが目的だから、できあがるソフトも「非人間的」になる。

3年ほど前に、仕事の依頼で作ったソフトはプロジェクト管理(見積、実績、予算管理)に経理計算(支払、請求)、契約社員の給与、年末調整、会計元帳などを全部連動させたものだが、これにタクシー伝票の乗降場所まで簡単に作成できるようにしたものだから、請求書をごまかす「楽しみ」を奪う結果になっている。もっとも社内の効率は相当上がっていると感謝された。

名目は「情報の共有化」。言い換えれば個性をつぶすことであり、底辺を底上げする効果はあっても、革新的なアイデアを生み出すような結果が生まれているだろうか。空いた時間ができているはずだから、それには期待しているが。

一方、自分で自分のために作るソフトはいつも面白い。しかし他人には全く役に立たない。これまでに作ったソフトでいえば「魚眼レンズで見たビルの形を作るソフト」「数独のデータを登録して、一発で正解を出すソフト」「時刻表からダイヤグラムを作成するソフト」などなど。

「数独ソフト」はデータを入れてボタンを押せばあっという間に回答が出るので、数独の楽しみを奪う。「時刻表ソフト」は実世界ではダイヤグラムから時刻表を出力するところ、逆を行くものだからほとんどの人には意味がない。(鉄男、鉄子は面白いと思うかも知れない)

eharanoteはEvernoteに一層の実用性を、といっても個人的な目的(修論のデータ管理)に特化させたものだ。ブラウザとデータベースが合体するというアイデアは我ながら斬新だと思う。

ファイルメーカーのサンプルで挙げられていたのは、グーグルマップを住所録などと合体するもので、初めて見たときはさすがにびっくりしたが、それ以上の実用化はその時は考えもしなかった。

Eharanoteは他の院生にも役に立ちそうなので、MacもWindowsもとブラシュアップを始めたのが昨年の論文〆切2ヶ月前で、面白さにかまけて我を忘れてのめり込んでしまったのが運の尽きだった。
[2010/05/11 19:28] 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-)

Eharanote開発者のつぶやき(1) 

Eharanoteというのは私がつくった情報管理ツールだ。主に21世紀の学生に無料で配布している。まだ完成品と言えないところもあるが、ともかく修論を書く上ではかなり役立つと思うし、役立てている人も出ている。

このソフトをつくろうと思ったのは、昨年の立花先生5限の授業での課題整理のため。民主党の政策について情報を集めてコメントするという課題だったのだが、私が担当した政策は「八ッ場ダム」。新聞や様々なニュースソース、webページなどから記事を集めてくるのだが、ほとんどがwebからのデジタルデータ。プリントして整理したのでは非効率。ブックマークにしてもいずれ大量になれば整理はお手上げとなる。

そこでひらめいたのがデータベースとブラウザを一体化したソフト。このアイデアが生まれてすぐに開発に取りかかり、一応の完成を見たのが翌日。個人ユースで使っているうちいろいろな考えが頭の中を去来した。
「案外いけるソフトではないか」
「ほかにこんなソフトはないのでは」
「一人で使うにはもったいない」

ソフトの有効性を確かめるため、一人の院生を利用する、いや彼に使って貰うことにした。

やはり、同じ授業で、新聞記事から「鳩山政権の四字熟語」のワードカウントを課題にしていた方である。
日頃から「検索して記事は探せるのだが、そこに現れた単語の数をカウントするのが面倒だ」と言っていたことを思いだしたのである。

そこで、彼にも使いやすいようにレイアウトの調整、インターフェースの整理などに3日をかけ、使って貰うことにした。結果は大好評。課題の成果に大いに役立ったと感謝された。

ソフトの有効性が確かめられたのだ。
[2010/04/25 13:27] 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-)

エロス班必読書? 

エロス班の一年生女史と飲みながらエロス班のことを聞いてみた。というと、なんだかいやらしいオヤジと思われそうなのだが、そう思われないことを祈るしかない。

で、そこで女史が大学の図書館から借りてきた本の話になった。その本は題名は忘れたが、戦後のそれなりの「エロ文学」、ではない、男子高校生が通過儀礼のように隠れて読んだ「文学」の詰め込み本だった。僕もその半分くらいは読んでいた。

高校時代に読んだソレ系の本としては、谷崎の「卍」、「鍵」。これは定番と言っていい。野坂であれば「四畳半」だし、稲垣足穂「A感覚とV感覚」、沼正三「家畜人ヤプー」などが正当派かなと思う。
そのほか「金瓶梅」、D・H・ローレンス「チャタレー夫人の恋人」などが有名どころで、文学的薫りがないと同級生に対しても自慢できるものではなかったので、当時の高校生はとても衒学的で「健全」だった。

最近はどちらかというと女性作家の小説にカゲキな表現が多く、オジサンとしては赤面するばかりである。それにしても一見温和しそうな女史と、こんな話を堂々とできるのは大学院ならではのことなのだろうか、それとも時代だろうか。
[2009/05/22 00:02] 未分類 | TB(0) | CM(0)

一本足鳥居 

戦争遺跡のついでに、私にとって身近な遺跡をここに書いておくことにする。

長崎市にある山王神社は原爆の爆心地からわずか800メートルのところにあり、公道である階段を上がりきったところに建つ二の鳥居が、原爆の炸裂によって右半分だけ残っている「一本足鳥居」として有名である。
一本足鳥居


身近と書いたのは私の祖父がかってこの神社の宮司であったからである。祖父は昭和8年に亡くなっていて、私の父を含む3人の息子も神主という職を嫌がったのか誰も跡を継がなかったので、その後は縁者でない方が跡を継ぐことになった。極めて僥倖なことに宮司となったそのご一家は原爆の時に防空壕に入っていて、近隣の方たちがことごとく亡くなった地域にあって一家全員無事に生き延びることができたという。

私が初めてこの鳥居を見たのは、大学浪人時代の昭和43年夏、友人と長崎旅行に行ったときだった。父から話には聞いていたが、階段下から見上げるその異様な姿に全身の血が沸騰するような感じがしたことを覚えている。

倒壊を免れた右足の花崗岩も爆心地側は石の肌が焼けただれ、寄進者の名前を判別することはできない。岩肌の違いはあれから60年以上の風雪を経た今でも明らかにわかる。また倒壊した左足や梁の部材も倒れたときのままで、一寸たりとも動かされてはいない状況だった。それらはたった昨日倒れたばかりという趣で無造作に放置されていた。
TS270169.jpg

当時は事情を説明した案内板などはなく、平和運動家も気にしていなかったのだろう。一昨年現在の宮司さんに伺ったことには、(多分昭和40年代のことと思われるが)市役所の役人から公道に倒れている鳥居の足などを撤去するようにと通告されたが、150万円もかかる撤去費用が捻出できなかったのでそのままにしておいたということであった。現在は市の費用で(愚かなことに)道の片隅に整理されて各部材の説明版が設置されているが、手元にある平成7年の朝日新聞の写真でもまだ倒れたままの状態にあったようだ。この移動・片付けはまことに惜しいことだ。
案内板

[2009/01/13 00:57] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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